青空の下を駆けた日々~小さな約束~
夜空に舞った一筋の光。
それは儚く、一瞬の出来事だったけど、私はうれしかった。
「ほら、言ったでしょ。ちゃんと見れたじゃん。みん...なぁ」
途中で言葉が切れたのは見てしまったから。
夜空を次々に舞う光をーー。
まるで、夜空に浮かぶ光の島のようー...
「わぁ、綺麗」
みんなの方を向いてみると、その眼は全て空の光景を映し出していた。
しかも茜の眼はキラキラ輝いていて...
思わず見とれてしまった。
その気を紛らわす様にみんなに提案してみる。
「せっかくだからさ、みんなで願い事しようよ」
すると、以外にも俊矢が乗ってきた。
「願い事って例えば何願うの?」
「えーとね...アクアローズで全国大会に出るとか...」
「...もっと現実的に」
むぅ~。俊矢にしては鋭いツッコミ。