【続】好きになった相手がたまたま年上だっただけ。


夕方─




「はぁ~…今日も疲れた

てかなんだよこの資料の山は…」



「四ノ宮くん、はいっ!あげる」




手渡されたのはイチゴ味の飴だった




「疲れた時には糖分とらなきゃ!」




「サンキュ」






袋をあけ、イチゴの飴を一粒口に含む

甘さが全体に広がり

不思議と疲れがスーっと和らぐ感覚に陥る





「ねぇ、四ノ宮くん。どっかご飯行かない?」




「まぁ~腹も減ったし、行くか~

 あ、陸斗にも聞いてみるわ」





そう言って俺は携帯を取り出す


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