【続】好きになった相手がたまたま年上だっただけ。
「……わりぃ、言いすぎた」
冷たく突き放せば
相澤は引いてくれると思った
だけど、そう簡単にいかねぇもんなんだな
「相澤、泣いたら化粧崩れ…」
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「あ~あ、泣いたから化粧崩れてる」
「せっ、聖也くんのせいだもんっ…」
「そうだな。でも、こーゆー
泣き虫なとこも好きだよ」
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ふいに頭の中に舞子との
クリスマスの思い出がよみがえる
こんなことも最近多くなった
「…相澤、はいティッシュ」
「あっ、ありがとう…っ」
別れた訳じゃないのに
なぜかふいに思い出すたびに辛くなる