【続】好きになった相手がたまたま年上だっただけ。




舞子が電車に乗り込み

もうすぐ閉まるドアの入り口で

俺と舞子は手を繋ぐ





「聖也くん、ご飯食べるなら

 ちゃんと野菜も食べなきゃダメだよ?」




「わかってる

 つーか、今言うことかよっ」





こんな時にまで舞子は俺の体の心配をする

俺は舞子にどんだけ心配かけてんだろうか





「……舞子」











「今度は俺が会いに行くから」






< 90 / 153 >

この作品をシェア

pagetop