京娘と居候。〜陰陽師其の壱〜
きは、爽やかな朝の日差しと、鳥のさえずりで目が覚める。
「ん…もう、朝…」
あれ…ここ、どこだろ…?
桔梗目の前には、見慣れない天井が広がっている。
あ、そっか。
嵐で中山さんの家に泊まったんだっけ…?
桔梗は、まだ眠たい目をこすりながら、目一杯伸びをする。
「…ん?」
腕に柔らかい毛のようなものが当たって、くすぐったい。
桔梗は、思いきってゴロンと寝返りをうってみる。
「…っ、きゃーーー!」