京娘と居候。〜陰陽師其の壱〜



「うっ…!」



煙々羅が出て行ったと同時に、桔梗は崩れる。

先程の攻撃で、腕は全く使い物にならない。



「桔梗はん!大丈夫ですか!?」



桔梗が菊李の結界を解くと、菊李は慌てて駆け寄った。



「優雅さんに…知らせて…っ!」

「すぐに呼びます!」



桔梗は言いようのない痛みに耐えながら、優雅の到着を待った。


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