緑の風と小さな光 第1部
「わかった。人目につかない所まで一緒に歩くよ。」
「…ごめん…」
エルグは小さくなった。
セレはまた笑った。
ピアリが目覚めたのは次の日の朝だった。
「…あれ?何で誰もいないの…?」
テーブルの上のメモに気付いた。
「…えー!またセレ1人で行っちゃったの…?」
メモを破り捨てようとしたが、やめた。
折りたたんでポーチにしまった。
「ちゃんと帰って来てね…」
淋しいし、悔しいし、心配だし…
こんな思いをするのも旅の内か…
ピアリは首に掛かっている紫色のペンダントを見つめながら、溜め息をついた。
「…ごめん…」
エルグは小さくなった。
セレはまた笑った。
ピアリが目覚めたのは次の日の朝だった。
「…あれ?何で誰もいないの…?」
テーブルの上のメモに気付いた。
「…えー!またセレ1人で行っちゃったの…?」
メモを破り捨てようとしたが、やめた。
折りたたんでポーチにしまった。
「ちゃんと帰って来てね…」
淋しいし、悔しいし、心配だし…
こんな思いをするのも旅の内か…
ピアリは首に掛かっている紫色のペンダントを見つめながら、溜め息をついた。