緑の風と小さな光 第1部
セレはピアリの自然治癒力を高める事しか出来なかった。

フィズで吸収したエネルギーを生命のエネルギーに変換して、少しずつピアリに流し込む。

ずっと、ピアリの胸の傷に手を当てていた。

「何か手伝える事があったら言ってくれ」

「ああ。ありがとう。…今は大丈夫だ。」

エルグとルルグも、そばにいてくれた。


1時間程して、ピアリが目を開けた。

「…セレ…」

「ピアリ!」

「気がついたか!」

みんなでピアリをのぞき込んだ。
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