緑の風と小さな光 第1部
「アクセサリーは水の側には置かないほう がいいよ。…それから、君の様な若い
 女の子だと切りつけられる事もあるそう だ。」

診療所には様々な人が来るから、情報もそれなりに集まる。

「魔法使いで泥棒か。たちが悪い!セレ
 何とかならないか?」

エルグが言った。

「…そいつを何とかしないと、ピアリも俺も 温泉に入れないな。」

真面目な顔でセレが言った。

「うん!ちゃんと温泉、入りたい!」

ピアリがうなずく。

「…そういう問題か…?」

エルグとルルグは顔を見合わせた。
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