緑の風と小さな光 第1部
「傷心のノーラ様に、レビン様の優しさが 伝われば、きっと慕って下さると思って おりましたが…」
「歩ける様になったとはね!…絶対に治る筈 は無いのに…聞けば、誰かがノーラに魔法 を教えて、動ける様にしたのだそうだ」
「全く、余計な事をする奴がいるものです ね。」
「おかげで、手間がかかってしまった。
たまたまカラスが光る物を取って行くの を見てね。これは使える!と思ったのさ。
手懐けるのは簡単だったよ。」
「レビン様は頭がよろしいですな。」
「人々は今度も、ノーラがやったと思うだ ろう。もう1度罪を犯せば、魔法封じは 免れない。絶望に陥ったノーラに甘い 言葉を囁やけば…」
「ノーラ様の心はレビン様のものになるで しょう。」
「完璧だ!」
「明日はお役人が来るのですか?」
「うん。見届け役が必要だからな。だが
私が自分の手でノーラに縄をかける。」
「歩ける様になったとはね!…絶対に治る筈 は無いのに…聞けば、誰かがノーラに魔法 を教えて、動ける様にしたのだそうだ」
「全く、余計な事をする奴がいるものです ね。」
「おかげで、手間がかかってしまった。
たまたまカラスが光る物を取って行くの を見てね。これは使える!と思ったのさ。
手懐けるのは簡単だったよ。」
「レビン様は頭がよろしいですな。」
「人々は今度も、ノーラがやったと思うだ ろう。もう1度罪を犯せば、魔法封じは 免れない。絶望に陥ったノーラに甘い 言葉を囁やけば…」
「ノーラ様の心はレビン様のものになるで しょう。」
「完璧だ!」
「明日はお役人が来るのですか?」
「うん。見届け役が必要だからな。だが
私が自分の手でノーラに縄をかける。」