緑の風と小さな光 第1部
セレは、今すぐにぶん殴ってやりたい、という衝動に駆られた。
いや、駄目だ。ここは押さえて…
部屋から人の気配が無くなるのを待った。
「レビン様、お茶の時間でございます。」
女中らしき声がした。
「うん。今行く。」
足音が遠ざかる。
「よし、今なら…」
誰もいない事を確かめて忍び込んだ。
何とも落ち着かない柄の絨毯が敷き詰められていた。
机には、ノーラの写真。
そのすぐ下に引き出しがあった。
横1列に3つ、並んでいる。
いや、駄目だ。ここは押さえて…
部屋から人の気配が無くなるのを待った。
「レビン様、お茶の時間でございます。」
女中らしき声がした。
「うん。今行く。」
足音が遠ざかる。
「よし、今なら…」
誰もいない事を確かめて忍び込んだ。
何とも落ち着かない柄の絨毯が敷き詰められていた。
机には、ノーラの写真。
そのすぐ下に引き出しがあった。
横1列に3つ、並んでいる。