緑の風と小さな光 第1部
「僕の事なんかいいよ。早くそれを飲んで。」
「…うん…」
効くのは間違いない。でも、どんな味がするんだろう?
「せっかくジンがくれたんだから、さあ。」
躊躇するセレの口にピアリは強引に流し込んだ。
「…どう?」
「…美味しい…」
意外だった。
「極上のワインに、ほんの少し生クリームを足らした様な味だ。」
力強い生気が身体に広がって行くのがわかる。
…竜の血の効き目はすごいな。すぐにでも動けそうだ。欲しがる奴がいるわけだ…
だから、何とかしなければ。
「ジン。これからの君の事を話し合いたい。」
セレが切り出した。その為に2人を呼び戻したのだ。
しかし、そこにはルーチェもいた。
「ルーチェ、すまないが今は外してくれないか。」
セレは、まだルーチェにジンの正体を知らせない方がいいのだろうと思った。
「いいよ。セレ。」
ジンが言った。
「いい機会だ。全てルーチェに話すよ。ルーチェ、聞いて。」
ルーチェは頷いた。
「ルーチェ、僕はね…」
「竜、でしょ?」
ルーチェの言葉にみんなが驚いた。
「いつから知っていたんだ?」
「…うん…」
効くのは間違いない。でも、どんな味がするんだろう?
「せっかくジンがくれたんだから、さあ。」
躊躇するセレの口にピアリは強引に流し込んだ。
「…どう?」
「…美味しい…」
意外だった。
「極上のワインに、ほんの少し生クリームを足らした様な味だ。」
力強い生気が身体に広がって行くのがわかる。
…竜の血の効き目はすごいな。すぐにでも動けそうだ。欲しがる奴がいるわけだ…
だから、何とかしなければ。
「ジン。これからの君の事を話し合いたい。」
セレが切り出した。その為に2人を呼び戻したのだ。
しかし、そこにはルーチェもいた。
「ルーチェ、すまないが今は外してくれないか。」
セレは、まだルーチェにジンの正体を知らせない方がいいのだろうと思った。
「いいよ。セレ。」
ジンが言った。
「いい機会だ。全てルーチェに話すよ。ルーチェ、聞いて。」
ルーチェは頷いた。
「ルーチェ、僕はね…」
「竜、でしょ?」
ルーチェの言葉にみんなが驚いた。
「いつから知っていたんだ?」