緑の風と小さな光 第1部
ピアリに陽が当たらぬ様にカーテンを閉めた。


…明日になったらピアリに別れを告げなければならない…

自分がこの国に居られないのはわかっている。

何処に行ったとしても一箇所に長く留まるのは難しいだろう。

旅をしながら生きて行くしか無い…



セレはピアリの隣で横になった。


やはり疲れていたのだろう。眠りに落ちるのは早かった。
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