緑の風と小さな光 第1部
「それを読むのはもう少し落ち着いてからにして頂いた方が良いでしょう。…さて、何から説明しましょう?」
ローエンはセレが自分の事を「俺」と呼んでいるのに少々驚いた。
ローエンが知っている彼は自分を「私」と呼んでいた。雰囲気も以前はもう少し弱々しい感じだった。
…ヴァシュローク様による『強化』のせいか…
「何から…?ここが何処なのか、一体何がどうなって俺がここに居るのか…。とにかく何もわからないのだが…。」
「…そうですね。まず、ここはあなたが住んでいた所から5キロほど東のキバリスという村の端です。
この小屋はヴァシュローク様が魔法薬の研究や開発に使っていました。
もちろん私の住居ですが、私はヴァシュローク様の助手であり、弟子でもありましたから提供させていただきました。
…ヴァシュローク様と魔法石の事を話しましょう。
そうすればあなたが今ここに居る理由につながります。」
ローエンはセレが自分の事を「俺」と呼んでいるのに少々驚いた。
ローエンが知っている彼は自分を「私」と呼んでいた。雰囲気も以前はもう少し弱々しい感じだった。
…ヴァシュローク様による『強化』のせいか…
「何から…?ここが何処なのか、一体何がどうなって俺がここに居るのか…。とにかく何もわからないのだが…。」
「…そうですね。まず、ここはあなたが住んでいた所から5キロほど東のキバリスという村の端です。
この小屋はヴァシュローク様が魔法薬の研究や開発に使っていました。
もちろん私の住居ですが、私はヴァシュローク様の助手であり、弟子でもありましたから提供させていただきました。
…ヴァシュローク様と魔法石の事を話しましょう。
そうすればあなたが今ここに居る理由につながります。」