異国の王子様
そうして昼休みを終え、
午後の授業を受け、
やって来た部活時間。
「瑞貴先輩、これどこにおいたら
いいですか??」
「あーそれは、ビーファイルの横においといて!」
先輩がいなくなり、
もともと各学年2人ずつのマネージャー
だったにも関わらず、あまりの厳しさに
同学年のマネージャーも辞めたため、
マネージャーは後輩二人とあたしだけになった。
なのに部員は2年が23人1年が31人と
大人数。
仕事の量は半端じゃない。
「半分持つよ。」
「あ、拓哉!」
飲み物の入った籠を運んでいると
隣にやってきたのはキャプテン
岸拓哉(キシ タクヤ)