どうぞ、あなたの好きにして
高校時代のトラウマからあまり恋愛相談は人に出来なかったけれど優香さんなら信じられると意を決して相談したいことがあると打ち明けた。


優香さんは恵那が相談してくれるのを待ってたよと笑顔で迎えてくれた。そして、会社帰り修吾さんが飲み会ということもあり、優香さんを家に誘った。



とりあえずは腹ごしらえと軽くナポリタンを作り、買ってきたチューハイで乾杯。あまりお酒が強くない私は気分がほんのり良くなってきたところで本題である相談を持ちかけた。


そして優香さんから返ってきた返事が絶叫。あははと苦笑を返し、またチューハイを口にした。




「・・・優香さん、私ってやっぱり真面目とかそんな風に思われてるんですかね。修吾さんが大事に思ってくれているのは分かるんです。だけど私は理性が飛ぶほどの魅力なんてないのかなってどうしても卑屈に思えて」
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