あなたに触れたくて...



「結愛っ!!!!」


大きな彩の声が聞こえた


彩は走ってこっちに来て、私に抱きついた

蓮と大翔も私の目の前にいる。


葵たちは状況が読めなくて戸惑っていた



私は彩をそっと離した。

そして、ニコッと笑って言った。


「私は、橘 美桜ですよ??」


それだけ言うと私はバッグを持って、


「人違いみたい。行こうっ」

「う、うんっ」



彩たちは、何も言えずに立ち尽くしていた。



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