あなたに触れたくて...


「ねぇ、美桜??? 美桜っ!!!」


「...あっ、どうしたの???」


「美桜、さっきの人達、人違いなんかじゃなかったんじゃないの???」


「...な、何言ってんの〜、人違いだったよっ!!! 結愛って呼んでたしっ、ね??」

私はニコっと笑顔を作った。




「じゃ、何でそんなに辛そうな顔してるの??? 」

「...えっ」

私、今笑えてない???

辛い???
ううん。辛いはずない。

だって、自分が決めたことなのに...






< 123 / 175 >

この作品をシェア

pagetop