あなたに触れたくて...


それからは、類が話しかけてくれたけど、さっきの告白で頭が一杯だった。


そして、家の前にきた。




「送ってくれてありがとう。」


私は俯きながら言った。



「そんなに悩まなくていいから。
ゆっくり考えて。」

「うん...」


そう言われてもやっぱり悩んでしまう。


すると、


「痛っ!!!」


類にデコピンされた。


「類のデコピン痛〜いっ!!!
何でデコピンするんだよぉー!!!」


「美桜がそんな悩んだ顔すっからだろ??

じゃ、俺はもう帰るな。」


「うん、また明日。」


「あぁ。」



類は帰っていった。


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