あなたに触れたくて...
2つ目の決断
「2人とも帰っちゃったね…」
「あぁ。」
私はもう一つ話さないと聞けないことがある。
私は手首についているブレスレットを外した。
「これ、返す。」
「何で返すんだよ。
俺は離れてても、結愛が仕事で会えなくても全然…「ダメなの。」
「え…」
「私は芸能人で、今は人気No.1って言われてる。
今までも芸能界で、付き合っていることがばれた人たくさんいる。
雑誌やニュースになって、特に人気の高かった人の彼氏や彼女さんは、家から出られなくなって、学校や仕事を辞めた人もいる。
ファンの人から暴行を受けて、怪我をした人もいるらしいの。
私は、蓮をそんな目にあわしたくない。
本当にごめん。
でも、分かって欲しい。」