あなたに触れたくて...

すると、蓮が私を抱きしめてくれた。

私も蓮の背中に腕を回した。


「嬉しい。めっちゃ嬉しい。
やっと結愛に触れられた。」

「うんっ。」

「俺が、結愛のこと守るから。」

「ありがどーっ!!!」

「ふっ、あ、美桜って周りにばれてるんじゃ...」


周りは、騒がしくなっていた。

「あれって、美桜じゃない??」

「映画の撮影とか??」

「めっちゃ、絵になる〜」

いろんな言葉が聞こえた。


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