慰めのその後に
「明日休み?」
「仕事。お前は?」
「休み」
祝日でも仕事がある和哉に祝日は仕事がない私。
和哉の事を思うと早く切り上げた方がいいのかもしれない。
本当は昔のように朝までだらだらと呑み続けたいけどそうはいかない。
もうあの頃とは違う。
「あ〜、久しぶりに高いヒール穿いたから疲れた」
座敷をいい事に足を伸ばす。
普段もヒールは履くけど5センチ以上の物は履かない。
今日はドレスだから仕方なく線が綺麗に見えるように履いただけ。
「明日絶対筋肉痛」
「履いたお前が悪い」
「そういうわけにはいかないっての」
何を思ったのか和哉は突然、ジャージで出席すれば良かったな?と一言。