慰めのその後に
「ジャージって、ハハ。色んな意味で目立ちそう」
「お前はジャージが一番似合う」
「ちっとも嬉しくない」
そんなに和哉にジャージ姿見せてないと思うけど、和哉的にはジャージを着た私のイメージが強いのかも。
うん…、和哉にも言ったけどちっとも嬉しくない。
「その点和哉はさ、スーツ着たらホストだよね」
「うるせぇ」
「ジャージが一番似合うより何倍も誉め言葉だと思うけど」
それにほら、ホストって顔が良くなかったら出来ないしね。
クスクス笑いながら飲み干すと和哉はギロリと私を睨みながらも飲み干した。
「次は」
「水割り、梅」
次の次がラストかな?
時計に視線を向けてから呼び出しボタンを押した。