慰めのその後に
強引に私に同じ500のビール押し付けた和哉に、呆れながらもプルトップを開けた私も同類か。
歩きながらビール。
それも500。
どんだけ呑兵衛なんだっての…
「早く酔えよ」
「ん〜、どうだろ」
フラフラになるまで酔うなんてなかなかない。
記憶を失うまで酔っ払った記憶なんてのもないしね。
「ねえ、和哉。リリアのウェディングドレス姿とっても似合ってたよね」
「はっ、いきなりなんだよ」
「いきなりではないよ。あっちでリリアの姿見てからずっと思ってた事」
マーメイドタイプのウェディングドレスを綺麗に着こなしていたリリア。
ハーフだからあんなに似合うのか、それともリリアが似合うような子だからなのか…