☃桜舞う頃 夢見頃☃
「それ、いつよ?」
ユウヤが顎でプリントをさす。
「できれば来週にはもらいたい。呼べるか?」
「来るかどうかはわからないけれど
とりあえず連絡を取るだけならば」
「ありがとう、花筐」
「それで…私達、同意書とれるまで、寮を出なければならないんですか…?」
不安そうなその問いに
「六道、その辺りは心配しなくてもいい。寮生はお前達だけだから、今まで通りで問題ない」
と宮本が力強く答える。
「あくまで学校側で必要な手続きってだけだ」
それをきいて、6人の空気が和んだ。
「ならまぁいいか。来るのか知らないけど」
「じゃあ、先生、また明日ね」
「おぅ、連絡ついたら知らせてくれ」
「はいはーい」