☃桜舞う頃 夢見頃☃
「「失礼しました」」
職員室をでると、沈黙が漂った。
教室まで戻る道中は誰も喋らず
時折すれ違うクラスメイトに
「ばいばい」と手を振るくらいだった。
「さて…まぁ、とりあえず
夕ご飯の買い出しに行きましょうか」
教室について一息つくと
荷物を持って立ち上がる。
「そうだね、フウカの言う通り」
「テンション下がる話はあとにしよう」
うん、うん、とうなずきながら、下駄箱へと向かう。