カラ恋
青春の1ページを
「俺はあんたのこと好きで、だからこうして抱きしめてんの。
ずっとこうしたくて、“やっと”抱きしめることができて嬉しいの。
これで、鈍感なあんたでも分かった?」
「た、けしまく…っ」
「あのときからずっと。
ずっと好きだった」
竹島くんのいう“あのとき”。
それに心当たりがない私と、ただひたすら私を抱きしめる竹島くん。
でも、不思議そうにしている私に気づいたらしい竹島くんが説明してくれた。
「あんたが放課後に毎日ここで絵を書いてること、俺知ってたんだ」
「え…」
「俺、放課に図書室でよく本借りるんだけど、図書室からこの教室ってよく見えるんだよね」
「えぇっ!?」
行ったことないから分からないけど、そうだったの!?
「だから、あんたのこともよく見かけた。
あんたが教室にいることに気づいたのは夏の終わりあたりだったけどね」
ずっとこうしたくて、“やっと”抱きしめることができて嬉しいの。
これで、鈍感なあんたでも分かった?」
「た、けしまく…っ」
「あのときからずっと。
ずっと好きだった」
竹島くんのいう“あのとき”。
それに心当たりがない私と、ただひたすら私を抱きしめる竹島くん。
でも、不思議そうにしている私に気づいたらしい竹島くんが説明してくれた。
「あんたが放課後に毎日ここで絵を書いてること、俺知ってたんだ」
「え…」
「俺、放課に図書室でよく本借りるんだけど、図書室からこの教室ってよく見えるんだよね」
「えぇっ!?」
行ったことないから分からないけど、そうだったの!?
「だから、あんたのこともよく見かけた。
あんたが教室にいることに気づいたのは夏の終わりあたりだったけどね」