カラ恋
なんで気づかずにいられたんだろうな、と竹島くんは言った。
「気づいたとたんに目を離せなくなった。
なんかすごい気になってた」
と、話したと思ったら
「ていうか本当になんで気づかないわけ?
あれ授業中に描いたやつだけど、俺の席の角度てきにあんただって分かるでしょ。
しかも、窓際の列で髪がこんなに長いの、あんただけだから」
「あ……。そ、そうだったね……」
なんかすごいしゃべってきて、私は慌ててそれに答える。
ど、どうしよう。なんかすごく……
「顔、赤いよ?」
「……うるさい」
かわいいんだけど。
胸にうずめていた顔をあげると、耳まで真っ赤な竹島くんがいて。
恥ずかしくて話を変えたのかな?
「ふふっ」
「……なに笑ってんの」
「……かわい」
「うっさい」
あぁ…
「気づいたとたんに目を離せなくなった。
なんかすごい気になってた」
と、話したと思ったら
「ていうか本当になんで気づかないわけ?
あれ授業中に描いたやつだけど、俺の席の角度てきにあんただって分かるでしょ。
しかも、窓際の列で髪がこんなに長いの、あんただけだから」
「あ……。そ、そうだったね……」
なんかすごいしゃべってきて、私は慌ててそれに答える。
ど、どうしよう。なんかすごく……
「顔、赤いよ?」
「……うるさい」
かわいいんだけど。
胸にうずめていた顔をあげると、耳まで真っ赤な竹島くんがいて。
恥ずかしくて話を変えたのかな?
「ふふっ」
「……なに笑ってんの」
「……かわい」
「うっさい」
あぁ…