この心は君だけに夢中





4月


入学式の日。



私は大変な目にあっていた。




「ねぇ、君一年生だよね?名前なんて言うの?」




私は体育館に行く途中、数人の男の先輩に絡まれた。




「さっきから聞いてんじゃん。名前は?」




「柴田柑奈です…。」





「柑奈ちゃん。俺らといいことしようよ。」





逃げ出したいのに、先輩達に圧倒されて怖くて声が出ない。




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