999本のバラ
「当たり前だろ?」

そう言って彼は笑った。

「・・・ありがと」

つられて私も笑う。

自分も遅刻するのに待っていてくれるだなんて・・・

翔太の優しさが身に染みる。

「…で、今日は寝坊ですか?」

少し馬鹿にしたように聞いてくる翔太。

「寝坊っていうか、なんというか・・・あはは、は」

「んま、たまには寝坊もあるしな。今日のところは許してやるよ」

「なによ、その上から目線な態度は」

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