あの桜に、さよならを。
五分咲き

始まりの冬から1年、初めて2人で出かけた。

横に並んで歩いた道はいまでも覚える。

さした傘の色が、いつもより鮮やかだった。

何もかもがいつもと違って見えた。

< 4 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop