2番目の彼女

幸せの後


夕日が廊下に差し込む

誰もいない廊下を2人で無言であるく

2人だけの廊下が好きです。

そんな些細なことでも愛おしい


「慄杜先輩ー。手、繋いでいいですか?」

「やだ。暑いもん」

「まだ、夏じゃないんですけど!」

「うるさい。」

「…やっぱりそれも一番の特権か。」

先輩には聞こえない小さな声で呟く

「ん?なんかいった?もっと大きな声でいえ」

「っ!なんにもいってませーん」

やばい。ばれるかと

「はぁー。ほら、手繋いでやるから拗ねるなって」

「えっ!いいんですか?!」

嬉しすぎて手が震える

こーゆーちょっとした優しいところも

「…好きですよ先輩」

「はいはい。」
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