2番目の彼女


それから、入学式に遅刻した私は初日から有名になってしまった悪い意味で

教室に戻るときジロジロいろんな人にみられた

「みーーーれい!あんた入学式遅刻したんだって?本当に大胆なことするよね」


この爆笑しながら話してくる女の子は私の幼なじみ

阿部 奈津美

「ちょ、ちょっとー、奈津美声大きい!人に聞かれたらどーするの!」

「なにゆってるの!もう知らない人はいないわよ」

「確かに…」

「ほーら、落ち込まないでクラス行こっ」

「えっ!同じクラスなの!?」

「はぁぁぁー。本当にクラス発表も見てこなかったの?私達は同じクラスなの!」

「やった!!嬉しい」

「これからもよろしくねっ」
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