絶対に好きじゃナイ!
気持ちを伝えて、返ってくること。
それがこんなに胸をどきどきさせることだなんて、この瞬間まで知らなかった。
社長の言葉が今までよりもっと熱をもって、心の奥深くまで染み渡る。
その言葉がいちばん奥に触れたとき、思ったの。
わたし、きっと。
この心臓が止まるまで、この人を好きな気持ちも止められないーー
わたしと社長の恋愛闘争。
遂に"すき"と言ってしまったわたしに、わかったことがひとつ。
言葉では伝えきれない想いも、たくさんあるんだけど。
だけど、だからこそ。
拙い言葉でも、何度でも伝え続けるしかないんだって。
だって、この気持ちはもう。
"すき"だとしか、言いようがないのーー
period6:すき
(……はじめて言われた。反則すぎる)