絶対に好きじゃナイ!
period7:薬指に約束
約束できる。
"絶対"の保証のある明日なんて、どこにもないから。
もしかしたら、わたしとあなたを別つものがいつか現れるかもしれない。
それでもわたしは、いつまでもあなたを待ってる。
あなたがわたしを見つけてくれたとき、わたしはあなたに何度でも恋をするの。
この心臓が止まるまで、
あなたを好きな気持ちも止まらない。
確かにそう、約束できるよーー
目を覚ますと、隣に社長はいなかった。
甘い重みを纏った身体をそっと起こす。
きょろきょろと辺りを見回すと、いかにも忙しなく脱がされたという感じの服がベッドの下に散らばっている。
少しだけ、こうなることを予想して選んできた下着が目に入ってぼんっと頬が熱くなった。
こういうことって、何回したら慣れるのかな……?
いつまで経っても恥ずかしいし、そんなわたしを見て満足そうな顔をするあの社長の表情といったら!