ショコラノアール~運命の恋~
「それはそうと、

 陽君は?」

「あ、なんでも、荷物を取りに駅前のロッカーに行ったぞ。」

「そうなんだ、お姉ちゃんは?」


「車出してやるって言ってたな」

「ずいぶん親切ね」


「陽君イケメンだからな。

 あれに似てるだろ、ストームの相庭」


「ええっ似てるかな?

って、お父さんすごいストームのメンバー知ってるの?」


「そうだなあ、お姉ちゃんがそう言ってた。ははは」


「なあんだそっか」


「ははっイテテ……」


「あ、パパ大丈夫?」

「ああ、もう結構大丈夫だ。

 正直ちょっと痛いが、明日は会社に行かないとな」

「無理しないでね?」

「ああ、ありがとうな」



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