ショコラノアール~運命の恋~
**********
3年前、
生まれて初めて恋して、失恋して、
作ったチョコレートをカラスにとられた、
最悪なバレンタイン。
でもそれからずっと、
私は顔も知らない宮君に思われてたってこと?
「その話は、本当?」
「うん」
「3年前、捕られたのカラスにチョコレート」
「うん」
「でもそれは捨てようと思っていたもので、
だから目の前からなくなって良かったってホッとしてた
あれは、そこで私の中から存在は消えていて、
だからそれを誰が食べようと責める気は無くて、
だけど、カードは、見てほしくなかった、
あの日の自分は記憶から全部消しちゃいたかったから」
「ごめん」
「直君がずっと好きで探している子
ホントに私なんだ?」
「やっぱ迷惑だよね。
退くよね」
「退かないよ」
「だって私、うれしいもの。
この前言ったでしょ、
作ったものは食べて美味しいって言ってもらいたいって。
不味かったら
『なんだこれっ』てなるはずだもの。
美味しかったから私に会いたかったんでしょ?
私の作ったの美味しいて思ってくれたんなら、
こんな嬉しいことないもの。」
どうしよう私、
どうしよう。
すごい嬉しい
3年前、
生まれて初めて恋して、失恋して、
作ったチョコレートをカラスにとられた、
最悪なバレンタイン。
でもそれからずっと、
私は顔も知らない宮君に思われてたってこと?
「その話は、本当?」
「うん」
「3年前、捕られたのカラスにチョコレート」
「うん」
「でもそれは捨てようと思っていたもので、
だから目の前からなくなって良かったってホッとしてた
あれは、そこで私の中から存在は消えていて、
だからそれを誰が食べようと責める気は無くて、
だけど、カードは、見てほしくなかった、
あの日の自分は記憶から全部消しちゃいたかったから」
「ごめん」
「直君がずっと好きで探している子
ホントに私なんだ?」
「やっぱ迷惑だよね。
退くよね」
「退かないよ」
「だって私、うれしいもの。
この前言ったでしょ、
作ったものは食べて美味しいって言ってもらいたいって。
不味かったら
『なんだこれっ』てなるはずだもの。
美味しかったから私に会いたかったんでしょ?
私の作ったの美味しいて思ってくれたんなら、
こんな嬉しいことないもの。」
どうしよう私、
どうしよう。
すごい嬉しい