ショコラノアール~運命の恋~
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「もう着いちゃった。」


バス停まで送ってもらって、

何となく離れがたくて、

手が離せない。


「今度いつ会えるかな?」

「あ、ええと家の定休日は水曜日なんだけど、

 シフト表はね、確かシャメ 撮ってある。」

スマフォを出してギャラリーを開くと、


「あっ」

と、なお君が声を上げた

 
「どうしたの?」

「俺たち肝心なことしてなかった」

「え?」

「メアド交換、番号も」

「そっか、そうだった。

 連絡取れれば、いつでも会えるね」


なお君はあははっと笑って


「今まで、偶然何回も会えてたのも、

 不思議なくらいだよね。


 お店とか、バス停とか、

 縁がなかったら絶対すれ違ってた。」


「意識するようになったから、偶然会ってるってかんじてるけど、

 今までも、もしかしたら数えきれないくらいすれ違ってたんじゃないかな?」











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