ショコラノアール~運命の恋~
「もう、寝る」
テーブルにコツンとビールを置くと、
平静を装って、階段を駆け上がり部屋に飛び込んだ。
ベットに横になると、布団に包まり丸まった。
何、何なんなの?
リフレインする
『お前には俺が……』
心臓がバクバクして身体がひどく熱い。
「陽君が私を好き?って
そんなの嘘よ。
信じられない……」
だってだって、
中学校に入って、いつの間にか人気者になってた陽君
そんな陽君は私を奴隷としか思ってなくて、
平気で雨の中買い物に行かせたり、
でも、あの時後から追いかけてきて、荷物を持ってくれたけど……
それに、
そうだよ、陽君のことを好きな隣のクラスの子にケンカを売られた時、
こんなやつ相手にするなって、
その子と一緒に馬鹿にしたり。
でも、おかげでそれ以上嫌なことは起こらなかった。
陽君が言うようにあれが、私をずっと守ってくれるための行動だとしたら
だとしたら私は……
ううん……
だけどね、陽君、
だとしても、
あの頃の私は陽君の好きだったから、余計に、
みじめで、私の心は折れちゃったんだよ。
だから嫌いになることにしたの。
好きだった気持ちを打ち消して、嫌いになることで自分を支えていたの。
だからきっと今さらだよ、
無理だよ……
テーブルにコツンとビールを置くと、
平静を装って、階段を駆け上がり部屋に飛び込んだ。
ベットに横になると、布団に包まり丸まった。
何、何なんなの?
リフレインする
『お前には俺が……』
心臓がバクバクして身体がひどく熱い。
「陽君が私を好き?って
そんなの嘘よ。
信じられない……」
だってだって、
中学校に入って、いつの間にか人気者になってた陽君
そんな陽君は私を奴隷としか思ってなくて、
平気で雨の中買い物に行かせたり、
でも、あの時後から追いかけてきて、荷物を持ってくれたけど……
それに、
そうだよ、陽君のことを好きな隣のクラスの子にケンカを売られた時、
こんなやつ相手にするなって、
その子と一緒に馬鹿にしたり。
でも、おかげでそれ以上嫌なことは起こらなかった。
陽君が言うようにあれが、私をずっと守ってくれるための行動だとしたら
だとしたら私は……
ううん……
だけどね、陽君、
だとしても、
あの頃の私は陽君の好きだったから、余計に、
みじめで、私の心は折れちゃったんだよ。
だから嫌いになることにしたの。
好きだった気持ちを打ち消して、嫌いになることで自分を支えていたの。
だからきっと今さらだよ、
無理だよ……