ショコラノアール~運命の恋~
「わかった……わかりたくはないけど、
分かったよ。
俺はしのちゃんになにもしてあげられないけど、あの人はしてあげられるんだね。
くやしいなあ」
「違う、違うよなおくん。
なおくんに何もしてあげられないのは、
ダメなのは
私だよ。
くやしいのは私なんだよ」
「何も要らない、
しのちゃんがそこにいてくれる。
それだけでいいんだけど。
でも、それじゃダメなんだよね。」
「ダメじゃない。
私だよ、ダメなのは。
自分のことしか考えてないから、
なお君には私じゃダメなんだと思って。」
「ダメじゃないよ。」
「ダメなの。なお君のことは好きだけど、私は、付き合うのやめたい。
今の私は人と付き合うなんて、
しちゃだめなんだって、
そう思うから。
ごめんなさいなおくん。
好きになってくれて
嬉しかった。」
分かったよ。
俺はしのちゃんになにもしてあげられないけど、あの人はしてあげられるんだね。
くやしいなあ」
「違う、違うよなおくん。
なおくんに何もしてあげられないのは、
ダメなのは
私だよ。
くやしいのは私なんだよ」
「何も要らない、
しのちゃんがそこにいてくれる。
それだけでいいんだけど。
でも、それじゃダメなんだよね。」
「ダメじゃない。
私だよ、ダメなのは。
自分のことしか考えてないから、
なお君には私じゃダメなんだと思って。」
「ダメじゃないよ。」
「ダメなの。なお君のことは好きだけど、私は、付き合うのやめたい。
今の私は人と付き合うなんて、
しちゃだめなんだって、
そう思うから。
ごめんなさいなおくん。
好きになってくれて
嬉しかった。」