ショコラノアール~運命の恋~
部屋の窓から、そっと、
一人、ママを見送った私。
「これで、やっと本当の家族になれたね」
いつのまにか隣にお姉ちゃんがやって来ていた。
「いつから?」
それに答えるように、
フフッっと笑うと私の頭を撫でる。
「ね、お姉ちゃんはずっと前からこのことを知っていたの?」
「んー。
結婚が決まった時にね。
血が繋がってると思ってたパパは、
赤の他人だっていうし、
血が繋がってないと思ってた妹は繋がってて。
まあ、半分だけど、
結婚することより、
その事実を知ったってことの方が、衝撃的で、
精神常態はパニック常態だったわよ。」
「お姉ちゃんが実家に拘るのは、
パパのため?」
「ばあか、あんたを、含めて家族のためですよ!」
でこぴんビシッと、決められ、
「イタっ……」
「あんたがなにも知らずに、
自分だけが悲劇のヒロインのような気持ちがでいるのが、
本当ののことを話せないのが嫌で堪らなかった。
おまけに過呼吸なんてなっちゃって、
恐くてよけい話せなくなっちゃったじゃない。」
「悲劇のヒロインとか……ひどい
言い過ぎだって」
「そう?だって何が発作な引き金になるかと思うと、気を使ってたんだから」
そうか、
知らず知らずのうちに私は勝手に決めつけた自分で自分のことを縛ってたのかも。
一人、ママを見送った私。
「これで、やっと本当の家族になれたね」
いつのまにか隣にお姉ちゃんがやって来ていた。
「いつから?」
それに答えるように、
フフッっと笑うと私の頭を撫でる。
「ね、お姉ちゃんはずっと前からこのことを知っていたの?」
「んー。
結婚が決まった時にね。
血が繋がってると思ってたパパは、
赤の他人だっていうし、
血が繋がってないと思ってた妹は繋がってて。
まあ、半分だけど、
結婚することより、
その事実を知ったってことの方が、衝撃的で、
精神常態はパニック常態だったわよ。」
「お姉ちゃんが実家に拘るのは、
パパのため?」
「ばあか、あんたを、含めて家族のためですよ!」
でこぴんビシッと、決められ、
「イタっ……」
「あんたがなにも知らずに、
自分だけが悲劇のヒロインのような気持ちがでいるのが、
本当ののことを話せないのが嫌で堪らなかった。
おまけに過呼吸なんてなっちゃって、
恐くてよけい話せなくなっちゃったじゃない。」
「悲劇のヒロインとか……ひどい
言い過ぎだって」
「そう?だって何が発作な引き金になるかと思うと、気を使ってたんだから」
そうか、
知らず知らずのうちに私は勝手に決めつけた自分で自分のことを縛ってたのかも。