ショコラノアール~運命の恋~
ピピピ……

「何、メール?」

「あ、ママから」

「何たって?」

ーーねえ、しのちゃん
信じる心があれば、きっと幸せはそこにあるのよ。

小さなあなたをちゃんと育ててあげられなかったママでごめんね。

あなたはとてもいい子だったのよ

ーー


「全くあの人は、

直接言えばいいのに」

メールを覗きこんだお姉ちゃんは、

呆れたような声で言ってため息をついた。
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