ショコラノアール~運命の恋~
「それじゃあ、お先に失礼します!」

カフェのラストオーダーの時間を待たずに、

ケーキは完売し、

私は、明日の仕込みを終えた私はあわただしく裏口から、飛び出した。


急いで向かったのは駅のロッカー。


レシートをかざして、

点滅するボックスから、

取り出したスーツケース。


今日の日のために焼いておいた、

ブラウニーの紙袋も奥から取り出した。


「よし!」


スーツケースをカラカラと勢いよく転がしながら、

彼の部屋を目指す。


「ビックリするかな?」



今日の私の行動は、

きっと人生でとびきりのファインプレイになるはず。



ドキドキ半分ワクワク半分



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