ショコラノアール~運命の恋~
あわてて取りに行ってくれるなお君を見送ってから、
紙袋から急いで取り出したブラニー
テーブルの前に正座して彼を待つ。
「重いね、これ何が入ってるの?
言ってくれれば迎えに……ってどうした?」
「宮直樹君!」
「あ、はい」
「ふつつか者ですが、今日からよろしくお願いします!」
「え?」
「……」
「え?」
「……だから、私をもらってください。」
「え~っ」
「……ダメ?」
「だ、だめじゃないっ
ってかいいの?ホントに俺で?」
「迷惑?」
「いやいや、はい喜んで!」
へなへなと座り込んでしまうなお君に、
私は吹き出した。
「プっ……ヤダもう」
スマートじゃないマニュアル通りじゃないけれど、
きっとずっとこんなだけど、
でもきっとうまくいく。
だってきっとこれが運命だって思うから。
二人の運命を変えたこの日私たちの恋は
永遠に変わった。
テーブルの上のショコラノアールとともに
甘くビターに……
END.
紙袋から急いで取り出したブラニー
テーブルの前に正座して彼を待つ。
「重いね、これ何が入ってるの?
言ってくれれば迎えに……ってどうした?」
「宮直樹君!」
「あ、はい」
「ふつつか者ですが、今日からよろしくお願いします!」
「え?」
「……」
「え?」
「……だから、私をもらってください。」
「え~っ」
「……ダメ?」
「だ、だめじゃないっ
ってかいいの?ホントに俺で?」
「迷惑?」
「いやいや、はい喜んで!」
へなへなと座り込んでしまうなお君に、
私は吹き出した。
「プっ……ヤダもう」
スマートじゃないマニュアル通りじゃないけれど、
きっとずっとこんなだけど、
でもきっとうまくいく。
だってきっとこれが運命だって思うから。
二人の運命を変えたこの日私たちの恋は
永遠に変わった。
テーブルの上のショコラノアールとともに
甘くビターに……
END.