ショコラノアール～運命の恋～

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大学のそばのスーパーの入口にあるｶﾞｼｬﾎﾟﾝコーナーで、

コップのフチ美さんを選んで、

コインをう入れダイヤルを回転させる。

ガシャン★


「おっ！」

思わずレアものに声をあげて、

あわてて周りを見回した。

最近はもうあまり話題には上がらなくなったが、

俺はいまだフチ美さんのファンだ。

こうして見てければ必ずダイヤルを回転させる。


今回のふち美さんはなんと伝説の裸エプロンのレアものだ。


やっﾍﾞｰ鼻血でそう。

いんかなこんなん作って小学生とか買ったらどうすんだよ。

いや、男のロマンは若いうちから学ぶべきか？

そう言いながらフチ美さんを上から下から眺めていたら、

女子高生がくすくす笑いながら、

横を通り過ぎて行った。


～～～～～～っ

完全に変態と思われてしまった。

こうやって段々オヤジ化していくのか、男ってやつは、

しかし俺はまだ２０だぞ。

このままオヤジ化してくのはやばいだろ？

ジャケットのポケットにフチ美さんを滑らせ。

すぐ近くにある小さなベーカリーに寄って試食をつまんだ。