ショコラノアール~運命の恋~
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今年もこの日がやってきた。
2月14日
3年前のあの日、
俺が拾った空からの贈り物、
いや、カラスからの贈り物。
手作りチョコだった。
それも心のこもった食べたことのない旨いチョコレート。
手作りチョコっていえば、ただ溶かしただけのまずいものを想像してた。
だけど、それはもてない男の偏見だった。
悲しいほどに旨い物は、
俺の心に小さな豆電球を灯した。
あの日以来、探している。
河原詩信と言う女の子を。
あの美味しいチョコレートを誰かのために作ったのだろうと思うと、
それを見ず知らずの俺が食してしまった事を一言謝りたかった。
そしてありがとうの一言を告げたい。
名前以外何にも手がかりのない彼女。
2月14日にチョコレートを失くした女の子。
今年もこの日がやってきた。
2月14日
3年前のあの日、
俺が拾った空からの贈り物、
いや、カラスからの贈り物。
手作りチョコだった。
それも心のこもった食べたことのない旨いチョコレート。
手作りチョコっていえば、ただ溶かしただけのまずいものを想像してた。
だけど、それはもてない男の偏見だった。
悲しいほどに旨い物は、
俺の心に小さな豆電球を灯した。
あの日以来、探している。
河原詩信と言う女の子を。
あの美味しいチョコレートを誰かのために作ったのだろうと思うと、
それを見ず知らずの俺が食してしまった事を一言謝りたかった。
そしてありがとうの一言を告げたい。
名前以外何にも手がかりのない彼女。
2月14日にチョコレートを失くした女の子。