俺を嫌いになればいい。





――‥髪を撫でていると、パシッと手を掴まれた。



そしてやけに真剣な目でわたしに語りかけてくる。





「…あと2週間だ」





掴まれたままの手首に痛いくらいの力が籠る。



痛みのあまり顔を歪めたけど飛鳥君は手首を離してくれず、そのまま低い声で言葉を繋げた。





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