俺を嫌いになればいい。





蓋をパカッと開ける。



中身を見て目を見開いた。



そして僅かに震える唇。



血色の悪い唇を薄らと開けて呟く。





「…な…んで」






“まさか”と思ったのに“アメジスト”はその“まさか”だった。




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