私の心を彩る君


「大丈夫、いつもの事だから。」

と少し呆れ気味に言う和哉君

「…そっか、そうなんだ。」

少し安心した私はまた2人の口論を聞く


「海のこと気になったのは私が先なんだからね!」

「話しかけなきゃ意味無いだろばーか!」

「ば、ばかっていうことないじゃないのよ!実際圭人より私の方が優秀だし!」

「げ、勉強のこと挟むなよ!」



2人のやりとりを聞くほど何だか面白くなって笑ってしまった

「ふふっ、あははは。2人とも面白い。ふふふっ。」


すると、圭人君、杏ちゃん、そして和哉君まで、目をまん丸にしてこちらを見てきた


「え?どうしたの?何か付いてる?」


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