私の心を彩る君


「海が…笑ってるの初めて見た。」

「だよな。」

「私も。」


3人がそう言って私も初めて気付いた、学校で笑うことも今まで無かったし家でもあまりない

楽しいとか面白いということが小さい時から日常でどんどんなくなっていった

そのせいできっと笑わなくなってたのだろう



すると、圭人君が私に近づいてきて頭に手をのせ、少しだけくしゃくしゃしてきた

「け、圭人君!?どうしたの!?」

顔を上げると圭人君の綺麗な瞳と目が合う

「なんでもない。とりあえず、海も今日カラオケ行くよな?」

「うん、行こうかな。」

「よっしゃ!楽しみだな!」

「うん。」

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